UQモバイルは人気・評判の高い格安SIMです。UQモバイルは、料金の面では格安で、通信品質・通信速度も格安SIMの中でダントツです。本記事では、UQモバイルの料金プランや評判・口コミ、解約方法などをガイドいたします。
UQモバイルの料金プランとおすすめポイント
UQモバイルは格安SIMの中でも通信品質が良いため、非常に人気の高い格安SIMとして知られています。実際、セレクトラでもUQモバイルはおすすめ度の高い格安SIMとして紹介させていただいております。
以下では、UQモバイルの最新料金プランをポイントをおさえて解説します。
UQモバイルの最新料金プラン「くりこしプラン」
くりこしS | くりこしR | くりこしL | |
---|---|---|---|
基本データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
月額料金 | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
でんきセット割適用 | 990円 | 2,090円 | 2,970円 |
割引適用条件 | 「UQでんき」または「auでんき」に新規加入するか、すでに利用しており(家族も可)、「でんきセット割」を申し込んでいること | 同左 | 同左 |
基本データ容量超過時 節約モード時 | 最大300Kbps | 最大1Mbps | 最大1Mbps |
国内通話 | 30秒ごとに22円 | 同左 | 同左 |
通話オプション | 通話パック:550円/月 (最大60分 / 月の国内通話が定額) 10分かけ放題:770円/月 24時間完全かけ放題:1,870円/月 60歳以上の方の場合は770円/月 | 同左 | 同左 |
UQモバイル「くりこしプラン」のおすすめポイント
UQモバイルおよび最新プランの「くりこしプラン」についておさえるべきポイントは、次の5つの点にあります。
- UQモバイルはKDDIのサブブランドなので、通信速度が安定して速い
- UQモバイルは難しい条件の割引なしで格安
- auでんき、またはUQでんきとセットで使えばさらにお得に
- UQモバイルの「くりこしプラン」なら余ったデータを繰り越せる
- UQモバイルは店舗サービスあり
- UQモバイルは24時間かけ放題などの通話オプションも充実
おすすめポイント1:UQモバイルはKDDIのサブブランドなので、通信速度が安定して速い
UQモバイルはKDDI(au)のサブブランドです。これは、UQモバイルは、KDDIがメインに展開しているブランドであるauに対して、廉価版サービスとして提供しているサブのブランドであるということを意味します。このポイントは、UQモバイルはあくまでもはKDDI提供なので、KDDIの回線を自社回線として使用しているという点にあります。
格安SIM・格安スマホの多くは、au・ドコモ・ソフトバンクといった自前の回線設備を持つ業者から回線を間借りすることによってサービスを提供しています。こうした業者はMVNOと呼ばれます。MVNOはコストカットにより実現された格安料金プランが魅力ですが、他方で通信量の増えるお昼や夜の時間帯には通信速度が遅くなりがちであるというデメリットがあります。
これに対して、UQモバイルはKDDIの回線を間借りしているのではないため、安定した通信速度・通信品質を提供することができるのです。
おすすめポイント2:UQモバイルは難しい条件の割引なしで格安
auと変わらない高品質の高速通信を提供することができるUQモバイルですが、サブブランドという位置付けであるため、料金プランは格安です。(どれくらい安いかは、後程検討)
また、最新プラン「くりこしプラン」においては、条件の難しい割引なしで最初から格安な値段設定になっているのもポイントです。実際、ライバル会社のワイモバイルは割引なしだと比較的値段が高いため、家族割や光回線とのセット割を利用することができないのであれば、UQモバイルを選ぶといいでしょう。
おすすめポイント3:auでんき、またはUQでんきとセットでさらにお得
「くりこしプラン」は割引なしでお得なプランですが、6月10日からはauでんき・UQでんきとセットで利用することにより、割引を受けることができるようになりました。割引後の料金は、3GB・15GB・25GBの料金がそれぞれ990円・2,090円・2,970円と格安SIMの中でも最安級になります。
おすすめポイント4:UQモバイルの「くりこしプラン」なら余ったデータを繰り越せる
UQモバイルの「くりこしプラン」の目玉は、使わずに余ったデータ容量を翌月に繰り越すことができるポイントです。UQモバイルであれば、節約モードと高速モードを切り替えることができるので、たとえば簡単なウェブサイトの閲覧の場合には節約モードを使って、上手に高速データ通信容量を運用することができます。こうして高速データ通信容量が余れば、翌月に「くりこし」を行い、本当に必要なときに高速通信をすることができます。
おすすめポイント5:UQモバイルは店舗サービスあり
UQモバイルは、多くのMVNOと異なり、実店舗を多く展開しています。このため、ドコモ・au・ソフトバンクのように、困ったときには店舗に出向き、ショップのスタッフの人に助けてもらうことができます。
後程も述べますが、最近話題のahamo・povo・LINEMOはオンラインに特化してコストカットをしているため、基本的にショップでのサポートを受けることはできません(ahamoだけ限定的な有料サポートあり)。このため、何かトラブルがあったときに不安だという方の場合は、UQモバイルに申し込んでおいた方が安心でしょう。
おすすめポイント6:UQモバイルは24時間かけ放題などの通話オプションも充実
ドコモ・au・ソフトバンクでおなじみの24時間かけ放題もUQモバイルなら利用することができます。
格安SIMの中では、24時間完全かけ放題オプションを提供しているところ会社は実は少ないため、節約をしたいけれども、電話はよくかけるという人にとっては、UQモバイルのかけ放題は有力な選択肢です。
UQモバイルの「でんきセット割」
すでに確認したように、UQモバイルはUQでんき・auでんきとのセット割引を6月10日から開始しました。割引なしでもお得な「くりこしプラン」ですが、UQでんき・auでんきと組み合わせることによって、月額料金990円から使えるという非常にうれしい割引です。
気になるのは、auでんき・UQでんきですが、UQモバイルの「でんきセット割引」のために電気事業者の乗り換えをした方がお得になるのでしょうか?
auでんきとは・UQでんきとは?
auでんきは、大手通信事業者KDDIの提供する電気契約サービスで、UQでんきはUQモバイルの提供する電気料金プランです。どちらも全国で申し込みが可能です。
auでんきもUQでんきも大手電力会社の提供する「従量電灯プラン」に該当します。つまり、つかった電気量に応じて、料金が決まるプランです。
では、auでんき・UQでんきは東京電力といった大手電力会社と比べてお得なのでしょうか?
実はauでんきもUQでんきも大手電力会社と比べて、電気料金そのものは安く設定がされていません。しかし、電気代の額に応じて提供されるキャッシュバックアピールポイントとなっています。
キャッシュバックの特典は、auでんきとUQでんきで共通です。毎月の電気料金が、5,000円未満なら1%、5,000円 – 8,000円未満なら3%、8,000円以上であれば5%分、Pontaカードにポイントが貯まるしくみです。
例えば、対象電気料金が5,000円の場合は、150円分のPontaポイントが還元されます。電気の使用量が多く、電気料金の高い人ほど、メリットの高い電気料金プランとなります。
対象額には消費税や賦課金などは含まれません。
UQモバイルのでんき割セットはどれくらいお得?
UQモバイルのでんき割セットのために、電気事業者もauでんき・UQでんきに合わせるべきなのでしょうか?結論からいうと、セレクトラのアドバイスは次のようになります。
- 家族人数が多い場合:auでんき・UQでんきと合わせてUQモバイルのでんき割セットを使った方がよい
- そうでない場合:1人でUQモバイルを使用する場合、より電気料金の安い電力会社を選んだ方がトータルの出費は安くなる可能性もある
UQモバイルのでんき割セットは、家族全員のスマホ料金が割引されます。このため、たとえば家族3人でくりこしプランSまたはRを使っている場合、638円×3で毎月1,914円安くなることになります。これに加えて、Pontaポイントでの還元もあるので、たとえば1カ月の電気料金が9,000円だったと仮定すると、450円のキャッシュバックがあります。したがって、1カ月で2,364円お得です。年間ではたとえば東京電力を使った場合よりも総額2万8,368円お得になります。
UQモバイルを1人で使っている方の場合も、でんき割セットの割引額が大きいため基本的にはauでんき・UQでんきを使って損をすることはないでしょう。ただし、電気使用量が少ない方の場合にはキャッシュバック額も少なく、電気料金だけだと東京電力のような大手電力会社と変わらない料金になります。したがって、新電力でauでんき・UQでんきよりも電気代が安い事業者に切り替えた方がトータルでは安くなる場合もあります。