光回線とは?図解でわかる初心者が絶対知っておくべき超基礎知識まとめ

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光回線の利用を検討したいが、「そもそも光回線とは何のことなのかわからない」と困っていませんか?

引っ越しなどの機会に、光回線について詳しく知らないままサービスを契約をしてしまい、「必要以上に高い費用を請求された」「もっといいサービスがあったのに知らなかった」という話をよく耳にします。

そこでこのページでは、NTTの代理店で光回線の営業をしてきた経験から、初心者が絶対に知っておくべき「光回線の超基礎知識」を以下の流れで紹介します。

1.1分でわかる「光回線とは?」
2.光回線を利用する3つのメリット
3.光回線を利用する3つのデメリット
4.光回線サービスの選び方

このページを読めば、光回線の利用を検討するために必要な知識をサクッと簡単に習得できますよ。

1.1分でわかる「光回線とは?」

光回線は、光ファイバーという特殊なケーブルを用いたインターネット回線です。

光回線とは

光は世界で最も速いと言われているので、これを使った光回線は、他のインターネット回線と比べて、最も速く通信できます

また、モバイル回線と異なり、通信制限を気にせずに、快適にオンライン動画やゲームを楽しんだり、遠く離れた人とビデオ通話することも可能です。

1-1.代表的なインターネット回線と比較してみた

インターネット回線の種類は、光回線のほか複数あります。

今回は、現在利用されている主要なインターネット回線として、「光回線「モバイル回線(ポケットwi-fi、WiMAX)」「CATV」「ADSL」を比較してみましょう。

種類概要最高速度月額料金通信制限利用環境工事
光回線光ファイバーを用いたインターネット回線。1Gbps~2Gbps4,950~6,600円程度(戸建)
3,300~5,500円程度(マンション)
なし必要
モバイル回線外出先でも有線と変わらない速度で通信できる回線。682Mbps(ポケットWi-Fi)
758Mbps(WiMAX)
4,070~4,950円程度(ポケットWi-Fi)
3,300~4,950円程度(WiMAX)
あり家+外不要
CATVケーブルテレビのインターネット回線。1Mbps~300Mbps6,600円程度なし必要
ASDL電話回線を使った古いタイプのインターネット回線。10Mbps2,200~5,500円程度なし不要

以上より、光回線の主な特徴は、4点にまとめることができます。

光回線の主な特徴

通信環境は家に限られますが、通信速度が最速で、料金が他のインターネット回線とあまり変わらず使い放題です。

光回線は下記のような方にオススメです。

  • 家のみでインターネットを利用できればいい方
  • 引っ越しの予定がない方
  • 動画やゲームなど、大容量の通信をしたい方
  • 通信速度を重視したい方

自宅において最も快適なインターネット環境を整えるには、光回線以外の選択肢はないでしょう。

1-2.光回線を利用するための3ステップ

光回線を利用するためには、自分にあったサービスを選択し、回線事業者やプロバイダと契約を交わし、事前工事をする必要があります。

光回線サービスはスマホに合わせて選択しよう

光回線サービスは契約内容が非常に複雑なので、最新情報を正確に取り入れ、自分にあったお得なサービスを見つけることがポイントです。

なぜなら、光回線サービスの内容は、各社、各プランによって、大幅に異なります

また、契約を交わす窓口によっても、費用が変わってきます。

そのため、光回線サービスは、あなたの使っているスマートフォンにあわせて、より料金がお得で、より通信速度が速いものを選びましょう。

ただし、対応しているエリアが、回線によってバラバラなので、お住まいのエリアを考慮する必要もあります。

1-3.光回線を利用するための契約

光回線は、サービスを選んで契約しただけでは、使用できません。

サービスを提供する「プロバイダ」だけでなく、回線自体の管理や敷設を行う「回線事業者」とも契約を交わす必要があります。

事業代表的なサービス
回線事業者物理的な回線の管理や敷設フレッツ光、auひかり
プロバイダインターネットサービスOCN、BIGLOBE

回線事業者が管理する回線は、インターネットの入り口のような役割を担っています。

そのため、回線事業者と契約しただけでは、まだ回線の入り口に鍵がかかった状態です。

鍵を開ける権限を持っているプロバイダと契約して、回線をインターネットにつなげる必要があるのです。

プロバイダの役割

どんなプロバイダを選べるのか?

プロバイダは使用するインターネット回線によって対応するものが決まっているので、その中で自由に選ぶことができます。

しかし、最近の傾向として、プロバイダが回線事業者としてのサービスを開始したため、プロバイダの選択肢がない回線も増えてきています

たとえば、「OCN光」では、プロバイダは「OCN」しか選択できません。

最近はプロバイダがセットに

2015年に「光コラボレーション」が登場しました。

NTTの回線を他の事業者が間に入って「別のブランド名」で提供するサービスです。

そのため、1社のみとの契約で光回線の利用が可能となりました

光コラボレーションとは

たとえば、最近では下記ような会社で光コラボレーションサービスが提供されています。

  • NTT以外の通信回線事業者(ex.ソフトバンク)
  • 通信業界以外の会社(ex.TUTAYA)光回線のプロバイダ

この光コラボレーションの詳細は、「図解でわかる光コラボレーションとは|仕組みと注意点が3分でまるわかり」を参考にしてください。

スマートフォンだけでなく、自宅で固定電話も利用したい場合は、検討してみてください

1-4.光回線を利用するための費用

光回線を利用する際の費用は、「月額費用」「初期費用」に分かれます。

月額費用

月額費用は、サービスによって大きな差がありますが、4,400~6,600円(税込)が相場です。

この金額は、他のインターネット回線の月額料金とあまり変わりません。

初期費用

初期費用には、光回線の開通工事にかかる「工事費用」と事務処理にかかる「契約事務手数料」があります。

たとえば、NTT西日本が提供する「フレッツ 光ライト」の初期費用は、「契約料」と「工事費」を合わせて、戸建ての場合20,680円(税込)、集合住宅の場合17,380円(税込)となっています。

住宅形態契約料工事費合計
戸建て住宅880円19,800円20,680円
集合住宅880円16,500円17,380円
戸建て住宅の場合

戸建て住宅は、電信柱から光ファイバーケーブルを自宅に引き込む必要があります。

立ち合い工事にかかる時間は平均2時間で、工事作業員は2~3人程度となっています。

集合住宅の場合

集合住宅では、すでに光回線が導入されていることがあり、立ち合い工事が不要なことがあります。

その場合、少額の工事費用と契約事務手数料のみが初期費用となるので、戸建て住宅よりお得になることが多いです。

オプション費用

家に固定電話があり、インターネット回線を引いている場合は、光回線電話を利用することができます。

光回線電話は、アナログ電話とは異なり、声をパケットに変え、インターネットで通信するので、通話料金が非常にお得です。

たとえば、NTT加入権つきの電話番号の場合、料金が月々550円(税込)です。

アナログ固定電話の番号を引き継ぎながら、1,100円(税込)以上もお得な基本料金で利用できます。

2.光回線を利用する3つのメリット

光回線をその他のインターネット回線と比較した際の主なメリットは、以下の3点です。

光回線のメリット

2-1.圧倒的に速く通信できる

光回線を利用すると、大容量のデータを高速で通信できます。

その速さはADSLの20倍以上となり、インターネット回線の中で最速です。

動画のアップロードやアプリのダウンロードが非常に速くできます。

2-2.大容量のデータをスムーズに通信できる

光回線は遠距離でも通信が安定します。

それと比べて、電話回線は、家が基地局から遠い場合、途中で通信が途切れやすいです。

そのため、光回線を利用すると、家の所在地に限らず、大容量のデータをスムーズに通信することが可能です

2-3.月額固定料金で無制限に使用できる

光回線は、料金がその他のインターネット回線とあまり変わりません

しかし、月額料金固定で、インターネットを無制限に利用できます。

そのため、ひとりで長時間インターネットを使用する場合や複数人で回線を共有する場合は、非常にお得です。

また、家でインターネット使い放題のWi-Fiを設置することで、スマホのデータ容量を大幅に削減することができます。

3.光回線を利用する3つのデメリット

光回線をその他のインターネット回線と比較した際の主なデメリットは、以下の3点です。

光回線のデメリット

3-1.初期工事の必要がある

光回線を利用するには、光ケーブルを家に引き込むための初期工事とそれにかかる費用が必要です。

また、光回線の工事は、契約時期やサービスによって、すぐに完了できないことがあります

その場合、たとえどのような都合があっても、使用に至るまでに日はかかってしまいます。

3-2.持ち運びができない

光回線は、モバイル回線のように、自由に持ち運びができません。

もし外出先でインターネットを頻繁に使用したい場合や工事なしですぐに使用を開始したい場合は、光回線よりもモバイル回線を選択した方が便利でお得です。

しかし、モバイル回線も選び方を間違えると「電波が悪すぎる」「月額の料金が高額」などのリスクがあります。

詳しくは、「モバイルと光回線どっちがいいの?元販売員が徹底比較して選びます!」を参考にしてください。

モバイル回線はWiMAXがオススメ

モバイル回線は、基本的にインターネット+プロバイダ+Wi-Fiルーターがセットになったものが多く、申し込み後、数日でルーターが送られてきて、電源を入れるだけですぐに使えます。

そんなモバイル回線は、docomoなどの計5社から出ていますが、その中でもオススメなのが、「UQWiMAX」のモバイル回線です。

UQWiMAXの最もお得な契約方法は、「GMOとくとくBB」というプロバイダ経由で契約することです。

ルーターは「W06 」を選びましょう。

光回線とWiMAXを「使用場所」以外に、「月額料金相場」「速度」「速度制限」「工事の有無」の項目で比較してみました。

WiMAX光回線
①月額料金相場
2,500~4,500円

3,500~6,000円
②速度
最大440Mbps

最大1Gbps
③速度制限
3日で10GBなどの制限あり

どれだけ使ってもOK
④使える場所
どこでも

家の中だけ
⑤工事
工事不要

工事必要

4.光回線サービスの選び方

ここからは、最もお得に使える光回線を選んでいきたいと思います。

  • まとめ|フローチャートでわかるあなたが選ぶべき光回線6選
  • ドコモユーザーが選ぶべき光回線は?
  •  auユーザーが選ぶべき光回線は?
  • ソフトバンクユーザーが選ぶべき光回線は?
  • 格安SIMユーザーが選ぶべき光回線は?

では、実際にあなたにとって最もお得な光回線を選んでいきましょう。

まとめ|フローチャートでわかるあなたが選ぶべき光回線6選

回線を選ぶにあたって、光回線は実質月額料金がお得なものを選びましょう。

実質月額料金のお得さは、下記の3つで決まります。

  • スマホセット割
  • キャッシュバック
  • 工事費

特にスマホセット割が重要なため、まずは「あなたがどのスマホを使っているか」で光回線を選ぶべきです

なぜなら、スマホ会社や提携企業の光回線とスマホのセット割を使うと料金がグッと安くなるからです。

例えば、ソフトバンク光をソフトバンクのスマホとセットに使うことで、以下のように毎月1,100円の割引を受けられます。

ソフトバンク光

出典:ソフトバンク

ここからは、「スマホセット割」「キャッシュバック」「工事費」の3つの観点で選んでいきましょう。

ちなみに、この表は光回線とのスマホセット割を提供している全ての光回線事業者19社を上記の3つの観点で徹底的に調査し、実質月額料金で比較しました。

なお、下記の料金表のカッコ書きの部分は、スマホセット割を適用しなかった場合の料金です。

スマホ光回線戸建て実質月額マンション実質月額スマホセット割引キャッシュバック工事費/契約料
ドコモドコモ光3,841円
(4,941円)
2,521円
(3,621円)
1,100円ドコモポイント:2,000pt
キャッシュバック:20,000円
実質無料/3,300円
auauひかり3,249円
(4,349円)
1,093円
(2,193円)
1,100円戸建:61,000円
マンション:51,000円
実質無料/3,300円
auBIGLOBE光3,139円
(4,459円)
2,039円
(3,359円)
1,320円戸建:59,000円
マンション:56,000円
戸建:19,800円/3,300円
マンション:16,500円/3,300円
auコミュファ光2,557円
(3,657円)
857円
(1,957円)
1,100円戸建:45,000円
マンション:50,000円
実質無料/770円
auSo-net光3,590円
(4,690円)
2,270円
(2,370円)
1,100円11カ月1,000円引/月
戸建:43,000円
マンション:40,000円
実質無料/3,300円
ソフトバンクNURO光3,413円
(4,513円)
3,413円
(4,513円)
1,100円 45,000円実質8,773円/3,300円
ソフトバンクソフトバンク光3,899円
(4,999円)
2,359円
(3,459円)
1,100円 47,000円実質無料/3,300円
格安SIM
(Biglobeモバイル)
BIGLOBE光3,139円
(4,459円)
2,039円
(3,359円)
1,320円戸建:59,000円
マンション:56,000円
戸建:19,800円/3,300円
マンション:16,500円/3,300円